資産運用を行いたいと考えている人の中には不動産投資を視野に入れている方も多いと思います。
魅力の多い不動産投資ですが問題になるのが初期費用の面です。今回の記事ではアパート経営に必要な費用と失敗しないコツをご紹介いたします。
アパート経営に必要な初期費用について
まず、冒頭の通りアパート経営に必要な初期費用についてご紹介いたします。
アパート経営には主に下記の費用が発生します。アパート運用で失敗しない為にどの様な費用が発生するかしっかりと確認しておきましょう。
上記の5つです。1点づつ詳細をご紹介いたしますので確認していきましょう。
アパート購入費用
まず、必要費用としてアパートの購入費用です。アパート購入費用は規模と工法、建築場所によって異なります。おおよその習得費用は坪単価×延べ床面積で算出できます。下記をご参照ください。
1坪あたりの費用 | |
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木造アパート | 40万円〜70万円 |
鉄骨アパート | 50万円〜80万円 |
鉄筋コンクリート | 70万円〜100万円 |
主に鉄筋コンクリートは高層マンションやビルに採用される構造なのでアパートではあまり使用されません。アパートの構造は木造または鉄筋が多いです。
アパート購入用のローン手数料
自己資金でアパートの建設費用が支払えない場合アパートローンを視野に入れて検討を行う必要があります。アパートローンを組むには保証料と事務手数料が必要です。
ローンを契約する際には印紙代や保証料事務手数量などが発生します。おおよそアパートローン契約時に発生する費用の総額は建設費の10%程度を見込んでいただけると良いでしょう。
またローンを組む際のハードルは高く審査項目が多い傾向にあります。
ハウスメーカーの中にはアパートローン提携を行なっている金融機関を抱えている場合があるので大手のハウスメーカーから検討するのが良いかと思われます。
登記費用(司法書士への報酬)
登記費用とは不動産登記登録時に発生する登録手数料になります。不動産情報(住所、面積構造)や権利などの情報(所有権、抵当権など)を明確にするためにあります。登記を行うと法務局の登記簿に管理されます。
また登記には以下の3種類があり3つまたは2つ行います。
所有権保存登記 | 新規で購入した不動産の行われる所有権の登記 |
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所有権移転登記 | 所有権が移った時に行われる登記 |
抵当権設定登記 | ローンの返済が滞った場合、不動産を差し押さえる権利登記 |
抵当権設定登記はローンを組んだ場合のみ発生します。
規模によって金額は変動しますが上記の登記に必要な費用は10万円から20万円程になります。
不動産取得税
不動産収得税とは不動産を収得した時に発生する税金の事を指し建物の固定資産税評価額の3%を支払う必要があります。不動産収得後半年から1年後に「納税通知書」を使用し金融機関で納付する必要があります。
売買・新築・贈与などが課税対象になります。
例として土地と建物の値段が4000万円の物件の場合90万円から120万円が不動産収得税になります。
火災保険料
火災保険料とは火災、落雷などに対する保険です。家や建物に損害が生じた場合保険料が発生します。しかし注意しないといけない点が地震を原因とする火災事故が起きた場合、保険の対象になりません。地震保険が対象になる点です。
地震に対する火災に対しては地震保険が対象になります。
火災保険は次の様な事故や損害が対象になります。
20代でアパート経営を失敗させない為には
初期投資額が大きい為アパート投資は失敗することが出来ません。初心者の方が不動産投資で成功させるためには下記の点を押さえることが大切です。
下記ににアパート投資を成功させるコツをご紹介いたします。
不動産投資・アパート経営の勉強
初心者の方は特にアパート経営・不動産投資について勉強しなければなりません。
ありがちな失敗例として「勉強不足による失敗例」が多く上がっています。例えば勉強不足による物件や土地選びで失敗してしまうケースが上がっています。
信頼できる不動産会社と協力する
念入りなシミュレーション
不動産を購入する前に必ずアパート経営のシミュレーションをご自身で実施しましょう。物件の購入前から収支のシミュレーションを行うことにより収益性と空室時のリスクを把握することで落ち着いて運用を行う事ができます。
ご自身で収支のシミュレーションを行うことにより物件の潜在的メリット・デメリットを把握する事ができ吟味して物件を購入するか判断する事ができます。
初めてアパート経営、不動産投資を行う方は不動産管理会社にシミュレーションを任す事が多く失敗してしまう事例が多々あります。
まとめ|20代でアパート経営で失敗しないために
アパート経営に必要な初期費用は高額で運営を始めるために多くのリスクが発生します。
また運用が始まってからも空室リスクや設備の修繕リスクなどの対応が必要になります。
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